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「りんごがひとつ」という絵本

「りんごがひとつ」という絵本。

久しぶりにこの絵本を選び、最後のページを読み終えると 子どもたちはしーんとしています。
普段は絵本を読んだ後は 子どもたちそれぞれの心に響くものを大切に・・と質問したり話をしたりはしないのですが 神妙な?顔をしている子どもたちがいて あえて、「やれやれなんだねぇ」と言うと
「しかたないしょ」と子どもたち。
保育士が「とっちゃだめーって動物たちは怒らないんだね?」と話すと 「だってお母さん、あかちゃんだっこしてるから」「赤ちゃんに食べさせようってしたから とっちゃったんだよ」「かわいそうでしょ」という言葉があちこちから聞こえてきました。
またまた保育士が「そうなの??」と聞くと 「赤ちゃんまだご飯、自分で探せないからさー、仕方ないしよ」「お母さん、あかちゃんいるからご飯探しにいけないんだよ」と。 凄いなぁ・・とちょっと感動。

絵本の中で 子どもたちは ”色々出てくる動物たち”に自分を置き換えて聞いています。そして、最後にりんごをとっていってしまう おさるさんに「えー、だめなんだよ」という思いを持ちつつも お母さんざるが抱っこしている赤ちゃんざるがいることを知り「仕方ない・・」とその時の状況を知り 折り合いをつけようとする心が育ってきているんだなと感じます。
「赤ちゃんいるから 仕方ないんだ・・」と別の立場を思いやれるんだなと。 5歳となると 少しずつ気持ちに折り合いをつけることを身に着けていけるようなのですが 普段の生活の中ばかりでなく こういう絵本を通しても 心が響いていくようです。

普段は友達同士となると まだまだ自分が先だったー!!自分は悪くないー!!と自分の気持ちを譲れない、引けないことも多いですが 小さい子や困っている人に対し 優しい気持ちを向けてあげられるようになってきましたよ。