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2022.12.13

ポッポ保育園ブログ

師走は大忙し。らいおんさん、いよいよ「袋縫い」に挑戦。

相変わらずコロナ旋風は吹き荒れていますが そんな中でも お楽しみ会を開催したり 親子遊びを開催することが出来ました。

 

年長らいおんぐみさんは お楽しみ会で「ももたろう」を取り組みました。

 

3歳親子遊びは 親子からだづくり チェチェコリ玉入れやバルーンなどを楽しみました。

バケツで育てた稲をたっぷり干して乾燥したようなので

らいおんさんに「脱穀」をお願いしました。

 

「もみすり」にも挑戦。

体中、もみだらけになったようですが はじめての体験にみんないい顔をしています。

 

そして、らいおんさんは 「道具袋」を自分たちで作り始めています。

これから縄跳びや、こまなど色々な取り組みに使うものを入れる「袋」を自分で縫って作るという取り組みです。

まずは布の準備。。

畑で育てた枝豆を 布にくるんで輪ゴムをかけ どんな模様になるかな??と楽しみに しぼりをつけました。

コロコロ・・と転がってしまって四苦八苦💦

 

そのあとは 「染め」です。

夏に染めたマリーゴールドのTシャツは 自分たちで花を摘んで ぐつぐつと煮だして染めたけれど

道具袋は「自分たちの手を使って染められるもの」「体や環境にやさしいもの」の視点で考え、

色々探した結果、「藍錠ぞめ」に出会いました。

 

「藍錠(あいじょう)ぞめ」といわれる 藍の生葉を発酵・沈殿させたものを使う藍染め。

藍染めと言うと「藍建て」をして染める方法が一般的ですが 藍建てをするのは 素人にはちょっと難しい。。。

それが水に溶いて染められる方法があるのを知り  子どもたちが自分の手で染められるなんて素敵☆

しかも「藍錠」→「あいじょう」→愛情!! これだ!と 勝手にピンときたわけです。(笑)

 

予想通り 色々ハプニングがありつつも 染まる様子の不思議さ、実際に体験する楽しさを味わい

思い思いの色、そして模様になりました。

 

 

染まったところで いよいよ「縫う」作業。

 

ここからが本番です。

 

針に糸を通して・・・・。

はじめて持つ「針」と「糸」にドキドキのらいおんさん。

小さな針の穴に糸を入れようと、一生懸命でした。

「はぁ・・」というため息も聞こえていましたが、

 

「とおった!!」と言う喜びの声は 実感が凄くこもっています。

 

そして、糸の玉結びにも挑戦。

うまく行かないときもあるけれど「try&error」が大事。

 

何度も何度もあきらめずにやっていく 「挑戦し続ける」姿。

上手、下手や、早い遅いではなく、

自らやろうとする気持ちを持って課題に向かう姿が

大切な「就学準備」のひとつなのでは ないかと考えています。

保育士たちは 個々の様子をみながら

声掛け一つのタイミングでも考えながら見守っています。

 

針の扱い方や、糸の長さ、糸の結び方、

縫い方、糸切狭の使い方 などなど たくさんの「方法」を知り

自ら心に留めたり 気をつけようとし続けることを応援する毎日です。

 

 

 

もちろん、何時間も取り組むには 土台となる「からだ」ができていないと 座り続けられなかったり

集中し続けられることができません。

この取り組みに至るまでに 毎日、元気に鬼ごっこをしたり 野原をかけ回ったり 泥団子を作ったり

たっぷりと生活や遊びの中で「体を使う」ことを

大切にしてきた積み重ねがあるからこそ、

取り組める活動だと思っています。

 

 

手先を器用に使うには まずは手首を自在に動かせないと指先までは器用に動かすことはできないし、

その手首を動かすためには その手を支える手のひらや腕、胴体がしっかりと育っている事が前提となります。

だからこそ、赤ちゃんの時からのハイハイをしっかりと保証し、階段を登ったり降りたり、

散歩の中で、川の土手を走り回ったり、草地や斜面のデコボコをかけ登ったり降りたりする経験を

たっぷりと積み重ねる事が体の土台づくりにつながっているのです。

 

そして、「ポッポ体づくりプログラム」において、

子どもの元気を育てる!未来を育てよう! – 1561032361 ページ! (kodomo-k.org)

「遊びの中でいかに体を楽しく動かすか」という事を意識して取り組んでいます。

 

 

さてさて、今日はどうかな??

「がんばるぞー」と登園してくるかな??

今日もらいおんさんは 取り組みます。