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2023.09.21

ポッポ保育園ブログ

らいおん組稲刈りに行ってきました!

5月にみんなでおこなった「田植え」から、4ヶ月が経ち立派な稲に成長した田んぼで「稲刈り」をしてきました。

この4ヶ月の中でらいおん組ではバケツ稲を育てながら、田んぼの稲はどう成長しているかな?と想像し過ごしてきました。雨が降れば、稲が倒れてないか心配したり、お米の絵本を見て勉強したり、農家のYさんと手紙のやり取りをしながらこの日を楽しみにしていた子どもたちです。

バスの中では春にきた時と風景が変わっている所を見つけたり、お米クイズをしながら向かいました。「高速終わったらもうすぐ着くね~」

田んぼに到着すると、前日の雨で田んぼがぬかるんでいましたがみんなが刈る稲はしっかりと立っていました。「あったー」とほっとしている子も。

今回の稲刈りでは「鎌」を使います。鎌はとっても危ないこと、使い方の約束をYさんがお話ししてくれたので、みんな真剣に聞いていました。

稲に向かうと、田んぼのぬかるみに足がはまり「動けない〜」と稲に着くまで一苦労でした。

なんとか、歩いて稲に辿り着き稲刈りスタートです。

Yさんが教えてくれた鎌の使い方を思い出しながら、保育士と一緒に刈っていく子どもたち。

最初は上手く切れなくて時間がかかりましたが、「鎌をギコギコ動かすんだ!」「こっちの手で稲をしっかり掴めば大丈夫だ」とそれぞれコツを掴みながら上手に刈っていました。次の友だちと交代するのに移動する足が泥にはまって、転んでしまうことも、ですがそんな状況も楽しむ子どもたち泥んこの感触をしっかりと全身で感じてきました。

なんと、刈り終わる頃に大粒の雨!!「みんな走って〜」と倉庫の中に避難。倉庫の屋根に滝のように降る雨でしたが、それもまた嬉しい!楽しい!子どもたち。

もしかしたら、この経験も貴重な体験だったように思います。

服を着替え終わる頃には、新米のご飯が炊き上がって、お弁当タイム。

持ってきたおかず弁当と一緒に食べたのは炊きたての新米塩おにぎり!

タッパにご飯を入れて、フリフリ〜!

「細いおにぎりだぁ」「まんまるになったよー」「せんべいみたい!」と持ってきたタッパの形で色々な形のおにぎりが完成!

でも、味は・・・「美味しい!!いつもより美味しい!」「最高!」と全員が感動する美味しさでした。

自分たちで田植えから、稲刈りを経験して食べるお米は格別だったようです。

おかわりも続出でしたよ。

お腹もいっぱいになったので次の場所に出発!

と向かったのは岩見沢農協さんです。

今回、子どもたちは自分たちで稲刈りの経験をしましたが、実際にどのように自分たちが食べる「ご飯」として食卓に並ぶのか、考えたり、想像してほしかったので、農協さんの工場を少し見学させてもらいました。

農協さんでは、大きな袋がたくさん置いてあって「これは全部お米です!」

「ええ!こんなにたくさん?」「何人ぶん?」と驚くほどの量でした。

稲刈りした後のお米が、精米され白くなり、米袋に入るまでの説明をしてもらった後に、お米の冷蔵庫にも入れさせてもらいました。

ここから、沖縄や、外国にもお米が届けられることを知りまたびっくり!

「みんなここのお米が好きなんだね」「美味しかったもんね」と納得していました。

毎日当たり前に食べているお米ですが、たくさんの時間をかけて、そしてたくさんの人の手で大切に育てられていることを感じた子どもたち、給食の時間では「お米ゼロ!」とお皿のお米一粒も残さず食べることを意識しています。

今回の経験でより一層「お米が大好き!」になった子どもたち、スーパーに行った時、ご飯を美味しく食べている時、田んぼを見かけた時、今回の経験を思い出し、食べ物の大切さやありがたさを感じられる子どもたちでいてくれたら嬉しいです。